逓増定期保険とは、保険商品としては珍しく、年度を追うごとに保険金が増額されている保険です。早い段階で解約返戻金が１００％となるので、企業において役員の退職金準備として利用されることが増えています。 この逓増定期保険の支払い保険料の会計処理は、かつては支払った年度に全額損金処理が可能でしたが、最近国税庁の通達が出て、保険期間によって一部を損金処理、残りは資産計上をして、期間の後半で振り替えで損金処理をすることとされています。損金処理を正確にすることは、法人税の申告金額を正しくすることにつながるので、間違いなく処理しなければなりません。

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